最近特に話題のボツリヌス症。
まず、最初にお伝えしたいのは1歳未満の乳児には、はちみつを食べさせないように注意していただきたいということです。
そして、1歳をこえると問題がないということも小児科からの正式な発表が出ています。
養蜂家はもちろん小さなお子様がいらっしゃる方は特に気を付けていることだとは思いますが、この乳児とはちみつの関係が特に最近話題になっています。
というのも2017年3月30日にはちみつを与えられていた男児が死亡してしまったというニュースがきっかけになっています。
ちなみに、現在では乳児にはちみつを与えてはいけないというのは常識になり母子手帳にも書かれておりますが、厚生労働省が指導を始めたのは1987年なので祖父母世代の方は特に注意をお願いしたいと考えております。
そもそも、ボツリヌス症とはなにか?
それはボツリヌス菌が引き起こす症状で、いくつかの分類があります。
その中でも割合の多いものとして、菌が増殖した食品を食べることで起こる食中毒型のものと、1歳未満の乳児が菌を食べ腸管内で菌が増殖して起こる乳児ボツリヌス症があります。
ボツリヌス菌自体は土壌を含め河川・海洋などにも広く存在しています。
ですので、ボツリヌス症も野菜スープが原因で起こったと推定される事例もあり、対策としては
- きちんと洗うこと
- そして必要に応じてかわをむく等の処理
- 120℃以上の温度で4分間以上の加熱を行う
等があります。
ではなぜ特に乳児に対して問題があるのかというと、ボツリヌス菌は通常は大腸の正常細菌叢により増殖ができません。
生後6か月くらいまではボツリヌス症の症状が出ることがありますが、1歳を超えると正常な大腸細菌叢が形成されるため症状が出なくなるのです。
そもそもはちみつは自然に作られた甘味料で非常に体にいい影響があると考えられています。
特に、湘南みつばち倶楽部のはちみつは水あめなどの混ぜ物のない100%の純粋はちみつですし、加熱などの加工も一切おこなっておりませんので自信をもっておすすめいたしますが、1歳未満の乳児へは決して与えないよう再度ご注意をお願いします。