今年は例年に比べ、全国的にみつばち達の状況があまり良くないこともありなかなかはちみつが集まらない状況です。
原因としては、冬の気温が下がりきらなかったことです。
このことがみつばち達に影響しみつばち達の数が増えづらい状況となりました。
これは全国的に同じような状況らしく、他の養蜂家の方に聞いてもやはり今年は厳しくなりそうとのこと。
こんな中、昨年より約1ヵ月遅れとなりましたが、2016年6月4日に今年最初の採蜜を行いました。
不安な気持ちで巣板(巣箱の中にある板)確認しましたが、思ったよりはちみつが集まっていそうな感触です。
この巣板からはちみつを集めます。
湘南みつばち倶楽部のはちみつは、本物の完熟はちみつですのでこの後にひと手間かかります。
はちみつが集まっている巣からふたをとってやらないといけません。
これがけっこう地道な作業です。
1枚の巣板を処理するだけでもまあまあの時間がかかりますが、それが何十枚とありますからね。
こうして処理を行った巣板を遠心分離器にかけていきます。
これが遠心分離機です。
向かって左側にあるレバーを手動でまわします。
昨年まで、何度か採蜜を行ったおかげで今年は組み立てからセッティングまでスムーズに行うことができました。
あとは体力の限り回すだけです。
湘南みつばちの中では最も若いメンバー(つまり私)が中心となって回します。
「たとえこの左腕が壊れても・・・このはちみつだけは・・・」
そういう思いで心を込めて回します。
すると・・・
きました!
今年最初のはちみつが出てきました!!!!!!
なんといってもうれしいですね!
今年はどうなることかと心配していましたが見た目は非常にいい感じです。
早速、品質チェックです。
もちろん、湘南みつばち倶楽部では完熟はちみつをめざしていますのできちんとしたチェックを行っています。
糖度80%を超える納得の品質です。(糖度とは?)
糖度がちょっとわかりづらいかもしれませんが、メロンで10%前後、バナナで20%前後です。比べるのも難しいのでぜひ機会がございましたらお味見していただきたいと思います。
みつばちのこともあり心配していましたが、品質は良いものができてきそうです。
本日、第1回目の採蜜の結果は25kgで少な目ですがいいものができました。
第2回目も楽しみです。